Naef CIRCUS third print

昨日、出版社から「Naef CIRCUS」第3刷の見本が届けられました。
売れ行き好調ということで、Naef社から急遽3刷要請が入り、
印刷・製本を終え、この度輸出完了したとのこと。
また、今年が契約更新の時期でしたが、5年延長ということで更新されたそうです。
Naefってなんて太っ腹なんでしょ。とても有難いことです。

福音館の日本語版だけでなく、Naef版も継続して販売されることになりました。
引き続き、日本のみならず、欧米の子どもたちに届けられることを嬉しく思います。
私にとっても大きな喜びで、何よりの支えとなります。
この数カ月間は完売状態でしたが、いずれ入荷されることと思います。

現在、第3作目を産む苦しみを味わっておりますが、大きな励みになり、
3作目として恥ずかしくない作品作りの原動力になりそうです。


↑写真は奥付ページ。
下段上部に「third print」の文字が加えられています。

嫁ぎ先




以前ご紹介したアートフレームの新作「クリスマス・エクストラ」が予想以上の反響です。http://item.rakuten.co.jp/woodwarlock/c/0000000640/
多くのご注文を頂き有り難うございます。お陰さまで完売しそうです!


原画以外は他力本願の要素が強い動画表現の作品です。
「動く絵本」とは違った面白さを表現出来る反面、技術上の問題と悩みがあります。
カラーペーパーの特性と額の構造とレーザー加工技術が支え合って成り立っているので、
一つでもバランスが崩れると大変です。コントロールするのが一仕事です。
この数年、いくつか心配な部分があっただけに、問題をクリア出来てホッとしています。
クリスマスの新作に最初の注文を受けたときは、嬉しくて嬉しくてしようがなかった。

嫁ぎ先のお宅から様子を写した画像を送って頂きました。
優しく迎えて頂いているのが伝わってきます。

Kさん、Tさん、Yさん、どうも有り難うございました。


●皆さんも是非写真を送って下さい。掲載させていただきます。

進化

4年目を迎えたおなじみの干支シリーズアートフレーム。
今年はとりわけ画面がクッキリと明るくなりました。
その秘密……。レーザーカットした一個ずつの四角い穴の
四隅のコーナーが、こんなにシャープになったからです!
実際の一つの穴の大きさは、約0.6ミリ角の極々小さな穴です。


加工された用紙を組み立てて、カプセル状の箱を作ります。
その中に来年の干支の「虎」の画像をセットします。



黒のフレームにはめ込まれた全体のイメージです。
目玉をキョロキョロ、しっぽをパタパタさせ始めます。


●ウッドワーロックさんのネットショップに
先週末からアートフレームの「新作の案内」が掲載されました。
前回の記事でご紹介した「クリスマス・エクストラ」も詳しく説明されています。
↓よろしかったら、ご覧になってください。
http://item.rakuten.co.jp/woodwarlock/c/0000000640/

(ちなみにレーザーカット作品の名称は、
今年から「アクティブ・アートフレーム」に変更となりました。)

こんなの作ってました


いよいよ今年もこのような時期がやってきます。
今回、レーザー作品のミニフレームに新たに「サンタ」と「トナカイ」が仲間に加わりました。
そこで、これまでの「モミの木」と合体させた3点セットのフレームを試作してみました。
ビビッドな色彩と複合した動きとの相乗効果は想像以上で、思わず笑ってしまいます。
Woodwarlockさんに見せたところ好評で、単品と共に部数限定で販売して頂くことになりました。
また、干支シリーズの「トラ」もようやく完成しました。次回ご紹介しますね。

ところで絵柄が以前よりクッキリして見えませんか?
実は、今回から明るく見えるように工夫された新たな表現技術を取り入れています。
「動く絵本」に添付されているマジックフィルムと連動している実用新案技術です。


昨年末、築地で開催された「3人展」の会場で、熱意のある方との出会いがありました。
それから半年以上にわたりカッティングテストを続け、ついに従来のレベルを超えました。
多くの御協力を頂き、無事、今回の新作発表にこぎ着けることができました。
新たなレーザーマシンと新技術の出会いに乾杯です。

シリントン王女と「うごく浮世絵」

2年前の出来事です。タイ語と深く関わりのある方のブログを読んでいて、
思わずモニタの前で固まりそうになったことがあった。
ブログの内容は、その方が当時バンコクで開催されていた「国際ブックフェア」に行く
途中の駅のホームで遭遇したことが書かれていたのですが、文面を読んでいて
「え!まさか!ほんとかな?」と思ってしまったのです。
具体的な内容は次の通りです。↓画面ショットをそのまま掲載させていただきます。


http://plaza.rakuten.co.jp/lamyaidaeng/diary/200704090000/
(↑タイとタイ語に魅せられて)


読んでいて、とても不思議な気持ちになりました。
見ず知らずの人が自分の著書について、
それも異国の地で起きていることを話題にしている訳ですから…、
そのようになった経緯も興味がありますが、それよりも、その新聞を無性に見てみたくなりました。
しばらくの間ためらっていましたが、とてもそのままにしておく気にはなれませんでした。
勇気を出してブログを書かれているご本人にメールを送り、心情を伝えることにしました。
是非当日の新聞を入手したいので、新聞社の連絡先を知っていたら教えて欲しい…と。


すぐにご本人から返事をいただきました。新聞社の住所、メールアドレスの他に
万が一状況が良くない場合、考えられる他の入手方法などが懇切丁寧に記されていたのです。
ここまで考えて下さっていただけるのか…、大変感激してしまいました。


早速、辞書を片手に新聞社宛に手紙を書いて送ってみた。
しばらく様子を見ていたが、数週間経っても何の反応も無い…。
若干、期待をしていたので、ちょっと残念だった。
これで諦めなければならないのか辛かったが、これまで丁寧にアドバイスして頂いた
感謝の気持ちを伝えるためにも、ご本人に素直に報告をすることにした。


ここからが凄いのです!信じられない事が続きます!


「スケジュールはまだ決まっていないが、次回タイに出かける用事がある時に、
新聞を保存していそうな図書館に出向いてコピーを取って来ましょう。」と申されたのです。

信じられますか?自分の用事のことだけでも大変なのに、まして見ず知らずの者の用事を
誰がしてくれるでしょうか?考えてもいなかったことなので、お気持ちを伺っただけで
すごく嬉しかった。そのような日が来る可能性があるだけでも自分は運が強いのかなと思いました。
その日からその日がくるのを楽しみにし、気長に待つことにしました。

そのあと、何度かやり取りをさせていただき、約半年近く過ぎた頃、一通の郵便物が届きました。
中を開けると写真データを記録したCDが入っていました。
これには、ただただびっくりでした。ありふれた感謝の言葉だけで表現できそうもありません。




●現地の図書館での複写はモノクロで、カラーコピーを簡単に取れる環境はないとのこと。
条件が決して良くない状況の中で、その場でカメラで撮影されたことを思うと頭が下がります。
また、後で知ったことですが、途中何度かバンコクにお仕事で行かれたことがあったようです。
その時訪れた、いくつかの大学の図書館にはバックナンバーは無かったとお聞きしました。
一枚のコピーを入手することが、相当重荷だったのではないかと推察いたします。
大変申し訳ないことをしてしまったと深く反省しています。
はたして、同じ行動が自分に出来るか?はなはだ疑問です。


改めて、この場を御借りして、ブログのオーナーであるLamyai_daengさんにお礼を申し上げます。

文字を絵にする

先日掲載したウイスキーボトルの話を書いていて
昔のことを思い出し、その時の画像を引っ張り出してきた。


↑実はこれ四つの文字で構成された「ことば」なのです。
マジックフィルムを乗せると答えが解る仕組みです。
記念すべき「サーカスがやってきた」初版の発売日に、
ミニフレームに入れて担当者にプレゼントしたものです。
制作期間中、はりつめている気持ちを切らさないよう
標語として二人の間で良く使っていた言葉を絵にしたのです。
(答えを知っても当事者以外は面白くも何ともないので、
答えはあえて伏せておきます。)


10年近く経った今見ても、スローガンは変わっていません。