はたして、間に合うか?

この数年間、「動く絵本」に興味を持って頂いた読者の方々のブログなどで
紹介して頂いたことが口コミとなって、じわりじわりと効いてきたように思います。
とても有難いことです。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ご存知のように、「本」として大きなハンデを持つ私の「動く絵本」は
書店で棚に置かれたり、平積みされただけではなかなか理解されません。
手に取って見て貰えなければ本当の面白さは伝わらないのです。
かといって、店員さんが私の本だけのために説明する訳がありません。

先日の打合せの時に、過去の個展で採用したトレーを持参しました。
トレーの中に見開き頁を入れて、お客様に自由にフィルムを動かして
遊んで貰う方法をご説明しました。こうすれば販売する本は傷まずに済みますし、
お客様も動きの面白さが確かめられ、心おきなく楽しめます。
そして納得して買っていただければ、それに越したことはありません。

私の提案したスタイルと書店さんの要望が見事に一致したようです。
とても良く理解して頂き、即採り入れて頂けたので、とても嬉しかったです。
売場のスペースを提供して頂いたジュンク堂の売場担当者さんに感謝です。


平台にトレーを置くディスプレーで、20日あたりからスタートです。
6月の中旬までの約一ヶ月間陳列して頂く予定ですので、
まだ体感したことがない方は、会場で自由に触って動かしてみてください。
きっと、驚かれますよ!

差し替え用のパネルも含めてあと6枚。
まだ「うごく浮世絵」の作業もいる残っている…。